病気なのにお金が無くて治療を我慢していたら入院することになってしまった方へ。

そんな余裕はまったくないけど、命にかかわる問題なのでどうにかしたい!

本記事では急に医療費が必要になった時に捻出する方法を様々な角度から紹介します。

 

 

病気なのに入院費が払えない!医療費を捻出する3つの方法

 

方法1.
まずはお金を借りる

いきなり?と思われるかもしれませんが、医療費の公的な給付や還付はほとんどが支払い後に手続きできるものです。
それまでは自分で医療費を立て替えなければいけません。

ある程度返済できる見込みがあるなら、お金を借りるのも1つの手段です。

例えば家族や友人に事情を話してみましょう。
一時的に医療費が必要ならば日頃から不義理をしていない限り、比較的快く貸してくれるでしょう。
もしかしたら返済不要の見舞金を渡してくれるかもしれません。

そのような人が周囲にいない場合は、全国社会福祉協議会の「生活福祉資金貸付制度」を利用する方法があります

これは市町村民税が非課税になるほどの低所得者(目安は年収100万円以下)を対象に、生活の支えとなる資金を低金利で融資する制度です。
連帯保証人がいれば無利子であり、いなくても年利1.5%です。それを最大20年かけて返済します。

とにかく急いでいる場合は、カードローンの利用も検討しましょう。
高額を借りても毎月の返済額は数千円と少なく抑えられているので、退院後に再び働けるなら十分に活用できます。まずは金利の低い銀行のカードローンに申し込んでみましょう。

 

方法2.
傷病手当金を受け取る

会社勤めをして社会保険に加入していれば、病気で休業した時に「傷病手当金」を受け取れます

これは連続して4日以上休むと、1日あたり「標準報酬日額」の3分の2が支給される制度です。
1つの病気につき、最大で1年6ヶ月分支給されます。
標準報酬日額とは、過去12ヶ月の給与の平均を30で割った金額です。

「傷病手当金」を受け取るには、休んでいる間に給与を貰っていないことが条件となります。
申請には社会保険側で用意している請求書に、この期間は病気で働けなかったという医師の所見が必要です。

当然、休みが確定しないと請求できないので、支給されるまでの間はお金を借りるなど、別の形で凌がなければいけません。

ただし自営業者やフリーランスなど、国民健康保険に加入している場合、このような制度はありません。

それに代わるものが地域や業種ごとに設立された共済制度です。
毎月少ない掛金で、見舞金が支給されるところもあります。こうした不測の事態に備えるためにも、加入を検討した方が良いでしょう。

 

方法3.
医療費を抑える手続きも忘れずに

お金を借りるにしても、傷病手当金を受け取るにしても、医療費が莫大な金額になっていたら、とてもカバーできません。
様々な制度の利用で医療費は抑えられますが、自ら手続きしないと適用されないものばかりです。

例えば「高額療養費制度」は、医療費が一定の金額を超えると、それ以上は支給される制度です

以前は自己負担額が一般所得者で最大80,100円、住民税非課税者で35,400円でしたが、現在は細分化されて以下のとおりとなっています。

年 収(円) 自己負担限度額(円)
約370万〜約770万 80,100+ (医療費−267,000)×1%
約100万〜約370万 57,600
住民税非課税者(約100万以下) 35,400

 

家族(世帯)間での合算も可能で、健康保険の種類を問わずに利用できます。

本来は医療費が確定した後に申請して給付を受けますが、あらかじめ入院が分かっている場合は事前に「限度額適用認定証」を健康保険の窓口で発行してもらえば、自己負担限度額以上の請求はされません。

ただし、個室などの差額ベッド代、食事代、診断書など保険適用外の分は請求されるので気をつけましょう。

また実費で払った医療費のうち、10万円(低所得者は課税所得の5%)を超える分は、確定申告で還付されます。
こちらは保険適用外の費用や、通院に伴う交通費なども対象です。

 

最後に

入院に伴う医療費が足りない場合は、以下の流れで捻出します。

  1. 生活福祉資金貸付制度やカードローンで入院中にかかる費用を借りる。
  2. 高額療養費制度や医療費控除を活用して実際の費用を抑える。
  3. 会社勤めなら「傷病手当金」、自営業なら共済の見舞金を受け取る。

一時的に借金をしなければいけませんが、すべての手続きが終わる頃には思ったよりも少ない負担で済むでしょう。

収入が少なくて生活に困っていると、自分の健康を後回しにしがちです。

けれども健康を損ねてしまうと働けなくなって収入源が絶たれてしまうので、ますます貧乏になってしまいます。
入院が遅いほど取り返しがつかなくなるかもしれません。

どんな状況でも手を差し伸べてくれるところは必ずあります。
たとえそれが借金であっても、再び働けるようになれば十分に挽回できるしょう。このような制度があると知っていれば、心置きなく治療に専念できます。

以上、
「病気なのに入院費が払えない!医療費を捻出する3つの方法 」
でした。最後までお読みいただき、ありがとうございました。