生命保険に加入して、借金の返済がうまくいかない方へ。

毎月の保険料が負担になりこのままでは一向に借金が減らない…。

本記事ではそんな方へ借金中の生命保険をどのように扱うべきかお伝えします。

 

借金があるなら生命保険は解約すべきか解説

ポイント1.
借金があっても生命保険には加入できる?

保険に加入する時は必ず保険会社の審査があります。
例えば生命保険なら、被保険者(生命保険を支払う理由になる人)の健康状態を告知します。

加入後すぐ病気になって保険金を支払うと保険会社が困ってしまうからです。
ただし、契約者(保険料を支払う人)の経済力や借金までは確認せず、調査もしません。

つまり多額の借金を抱えていても生命保険には加入できます

しかしお金が用意できずに期限まで保険料を納められないと、契約は失効します。
それ以降は万が一の事態が発生しても保険金を受け取れません。

解約返戻金がある生命保険なら、その範囲で保険会社が立て替えてくれます。
また、失効から1年以内なら、条件次第で契約を復活できる生命保険もあります。

 

ポイント2.
借金を保険金で清算しようと考えてはいけない

かつては借金のカタとして強制的に生命保険に加入させられるケースがありました。
けれども今は貸金業法によって禁止されています。
一般人が強要しても立派な犯罪です。

たとえ借金の清算目的で生命保険に加入し、直後に自殺しても、保険金は支給されません。
加入から一定期間は自殺を理由とする給付を認めていないからです。
通常は2~3年の免責が設けられています。

たとえ死んで借金が残ったとしても、遺族は相続の放棄によって弁済を免れます
そうなると、債権者は遺族が連帯保証人になっていない限り、諦めるしかありません。
あえて生前の返済を困難にしてまで、借金の清算目的で生命保険に加入する必要は無いのです。

 

ポイント3.
生命保険を解約すれば借金の返済は楽になるけど

確かに生命保険を解約すれば、毎月の保険料を借金の返済に回せるし、解約返戻金があればもっと楽になります。
けれども、万が一の事態が発生した時にカバーする手段がありません。
そもそも生命保険は、少ない保険料で大きな保障を得られるのがメリットです
数百万の貯金があれば何とかなりますが、借金に追われている人にそれは望めないでしょう。

特に借金があると、病気やケガによる治療費の発生や収入の減少が命取りになります。
そう考えると、借金が増えない範囲で生命保険に入っていた方が安心と言えます。
あるいは通信費など他に減らせる固定費が無いか見直すべきです。
特に毎月引かれるのは、年単位で計算すると割高なものが結構あります。

 

ポイント4.
借金があっても生命保険に加入した方がいいケース

生命保険の中でも、死亡保険に加入すべきなのは以下のケースです。

  • 配偶者が無職(専業主婦または主夫)である。
  • 子供がいる
  • 他に扶養している人がいる

けれども、すべてを保険金で賄うと莫大な保険料がかかります。

  • 配偶者や大人の扶養者は働きに出る
  • 子供は奨学金制度を検討する

このようにして必要な保険金を減らせば、その分だけ保険料を抑えられます
子供が大学を卒業するまでの収支を表に書き出してシュミレーションすれば、より必要な保険金を計算しやすいでしょう。

医療保険は独身、既婚を問わず加入しておきたいところです。
その時も、高額療養費などの公的補助を活用して、それでも足りない分だけにすると、保険料を抑えられます。

 

ポイント5.
生命保険を見直してみよう

自分が加入している生命保険の保障内容を完璧に把握していますか?
勤め先に出入りする保険販売員の言いなりになっていませんか?

保障内容は契約時に交付される「保険証券」に記載されています
どんな時に支払われるのかは約款に書いてあります。

あらためて確認してみましょう。

その上で保険金が高いと感じたら、以下の方法で変更します。

  • 現在の生命保険を解約し、条件の良い生命保険に加入し直す
  • 現在の生命保険に加入したまま、保障内容を変更する

前者の場合、大きな保険料の減額効果を期待できますが、新たに審査を受けなければいけないので、病気が発覚すると加入を断られるリスクがあります。
後者は解約返戻金があれば、保険料だけでなく借金の返済にも充当できます。
ただし、一部解約という形になるので、特約の保障も減額されます。
どちらが良いか、よく考えてみましょう。

 

最後に…

  1. 万が一のために保険は必要
  2. 借金の清算目的で加入するのは無意味
  3. 保障内容を見直して無駄をなくそう

本来、借金は利息が発生するので、早く返済しなければいけません。
けれども、それによって本当に必要なものまで犠牲にしていては、万が一の時に借金まで返済できなくなってしまいます。

商売においても、返済に困っていなければ、借金をしていた方が自由になるお金が増えて有利な場合もあります。
可能な範囲で備えておきたいものです。

以上、
「借金があるなら生命保険は解約するべき?考えたい5つのこと」
でした。最後までお読みいただきありがとうございました。