借金返済のために転職を考えている方へ。

転職は収入アップを期待できますが、デメリットやリスクは無いのでしょうか。

本記事では借金がある時の転職について、考えたいことをお伝えします。

 

借金がある時に転職する場合に重要な5つのこと

ポイント1.
どれくらいの収入が必要なのか計算しよう

まずは「借金を減らすために、どれくらいの収入が必要なのか」を考えましょう。
これを正確に把握していないと、面接時に希望の年収を聞かれても曖昧にしか答えられず、いざ転職しても不足する恐れがあります。

例えば、以下の条件で考えてみましょう。

  • 2つの金融機関から50万円の借金がある
  • それぞれの返済額は毎月1万円で、これが月2回ある
  • 現状では借金を同額の借金で返済している
  • つまり元本の残額は変わらない

この場合、不足しているのは毎月2万円です。
給料からは社会保険料や税金が控除されるので、手取りを増やすにはさらに15~25%上乗せしなければいけません

先ほどの条件に当てはめると、目安は以下のとおりになります。

  • 年収で30万円
  • 月収で2万5千円
  • 時給で約163円(月22日、1日7時間勤務の場合)

正社員を目指したり、ボーナス(賞与)があるところに転職したりすると、比較的容易に条件を満たせるでしょう。

 

ポイント2.
もう生活費は減らせませんか?

仕事で収入を増やそうとすると、次のような問題が生じます。

  • 勤務時間が長くなる
  • ノルマが課せられる
  • 責任を負わされる
  • スキルが求められる

それだけ仕事がハードになり、私生活も犠牲にしなければいけませんが、過剰な負担で自分自身が潰れてしまったら、借金の返済どころではありません

転職活動を始める前に、もう一度生活費を見直してみましょう。どこかにムダは無いでしょうか。
例えば、家賃は生活費の大半を占めます。
狭くて駅から遠い部屋に転居すれば、大幅に減らせるかもしれません。
こうした固定費を減らすのは、手続きこそ大変ですが効果は長持ちします。

  • 生命保険料
  • 通信費
  • 自動車関連費

他にも以上のような固定費が家計を圧迫していないか見直してみましょう。

 

ポイント3.
時間をかけて有利な条件の仕事を探そう

無職から就職しようとする場合、早く収入を必要とするあまり、容易に働けそうな仕事に飛びついて後悔するケースが多々あります。

その点、転職は働きながら仕事を探せるので、有利な条件を見つけられるまで応募できるし、いくつでも面接を受けられる余裕があります。

ハローワークや多くの転職サイトに登録して、常に求職情報をキャッチできるようにしましょう。

年収を増やすなら、まったくの異業種よりも現在の仕事に近い業種で探す方が有利です
なぜなら、それまで培ったスキルを活かせるからです。
面接でも胸を張ってアピールできます。

逆に異業種では一から仕事を覚えなければいけないので、思ったほど収入が上がらなかったり、長続きしなかったりする恐れがあります。

 

ポイント4.
転職に伴う無収入を防ぐには

無事、面接に合格して転職が決まったとします。
借金の返済に追われているのですから、無収入の期間が発生するのは避けたいものです。
けれども転職先が決まったからと、すぐに退職できるわけではありません。

  • 代わりの人員を確保しなければいけない
  • 社会保険や雇用保険に加入していれば、手続きに時間がかかる
  • 転職先でも加入するなら、その手続きが終わっていないと働けない

最低でも1か月、できれば2~3か月ほどの移行期間が欲しいところです。

ちなみに1年以上雇用保険に加入していると、申請後に失業保険が支給されますが、転職の場合は「自己都合」の退職になるので、3か月以上待たなければいけません

借金を返済するなら、初めから当てにしない方が良さそうです。

 

ポイント5.
借金が転職に影響する可能性

「借金があると、転職したくても断られるのではないか」という不安があるかもしれません。
けれどもJICCやCICなど個人の信用情報を取り扱う機関は、本人以外の開示請求に応じていません。

転職先の調査で借金の事実を知られる恐れはまず無いでしょう
ただしお金を扱う仕事など、職種によっては借金の有無を尋ねられる場合があります。

例えばいくつかの金融機関では、勤務先を変更したら速やかに届け出るよう義務付けています。
この時にあらためて在籍確認を行う可能性があります。

既に返済に困っているなら尚更です。
住宅ローンやマイカーローンなど、何らかの借金がある人は大勢います。
ギャンブルや遊興費でなければ、素直に答えましょう。

 

最後に…

  1. いくら不足しているのか正確に把握する
  2. 生活費を減らせないか転職の前に見直す
  3. 時間に余裕を持って転職活動を行う
  4. 正当性のある借金なら転職への影響は少ない

転職で収入を増やすのは、借金を減らす上で効果的ですが、失敗すると返済できなくなって自己破産に陥るリスクがあります。

大事なのは必要な金額を把握し、それを無理なく稼げる仕事を選ぶことです。
せっかく収入がある中で探すのですから、じっくりと検討しましょう。

以上、
借金がある時に転職する場合に重要な5つのこと
でした。最後までお読みいただき、ありがとうございました。