「お金を貸して欲しい」と頼まれて貸したのに、一向に返済される気配が無い方へ。

催促するのは気が引けるけど、決して泣き寝入りしたくない!

そんな時、借金の返済につながるよう催促する方法を紹介します。

 

貸しているものを返さない人に対する5つの対処法

行動1.
直接会って催促しよう

いつまでもお金が返済されない時、まずはメールや電話で催促しようと考えるでしょう。
けれども、これらの方法は以下の理由でうやむやにされる可能性があります。

メール

  • 他のメールに紛れて見落とされる
  • 見ても返信を後回しにしているうちに忘れ去られる
  • 最初から無視される

電話

  • 口が達者な相手なら、のらりくらりと言い包められる恐れがある
  • 顔が見えないので、意図が正確に伝わりづらい

やはり直接会って催促するのが一番です
一部でも返済があり、領収証を発行できれば借金(債務)を承認したことになり、後々返済が滞っても回収しやすくなります。

もし、お金を貸した時に「借用書(金銭消費賃借契約書)」を作成していなければ、その場で「債務承認弁済契約書」を作りましょう。
あらかじめ金額や日付を空欄にして作成し、持参すると便利です。

 

行動2.
相手の親や勤め先に相談しよう

本人が理由をつけて返済してくれなかったり、会ってくれなかったりしたら、親や勤め先に相談するのも効果的です。

良心的な親や企業であれば、本人に返済するよう注意してくれるでしょう
本人も立場上、逆らいづらいので従うしかありません。

ただし、自分の子供可愛さに庇う親もいます。
そうなると相手にしてもらえないだけでなく、逆に悪者扱いされるかもしれません。
そもそも疎遠で連絡を取っておらず、縁を切っている場合もあります。

また、企業の中には従業員のプライバシーを保護するために、こうした問い合わせに対応してくれないところがあります。

大手になるほど、その傾向は強いようです。
もっとも本人が無職なら、どうしようもできません。

 

行動3.
「期限の催告」はしていますか?

借用書を作っていないと、返済の期限が定められていないため、直接会っても親や勤め先に相談しても、それを理由に先延ばしされる恐れがあります。
まずは「期限の催告」を行い、いつまでに返済して欲しいのか明確にしましょう

「期限の催告」は郵送で行うのが一般的ですが、普通に送ったのでは「見ていない」とか,
いくらでも言い逃れができてしまいます。
そこで郵便局の「内容証明」と「配達証明」というサービスを利用します。
「内容証明」は文書の内容と送った日付を証明してくれます。

文字数や行数の制約があるので、市販の専用紙を使った方が確実です。
さらに「配達証明」を利用すれば、指定した住所にいつ届けたのか証明してくれます。

これで、催告した期限が到来したら堂々と催促できます。

 

行動4.
法的手段で解決しよう

あらかじめ借用書(金銭消費賃借契約書)を作成しているなら、法的手段に訴えることができます。
基本的には裁判所で「民事調停」を行い、双方が出席のもと裁判官を交えて話し合います。
これで和解できれば、次に返済が滞った時に差し押さえできるようになります。

ただし相手が欠席すると調停は成立せず、手続きの間に差し押さえできる財産が隠されたり処分されたりして、「返済できない」と突っぱねられる可能性があります。

借用書を「執行認諾約款」が付いた「公正証書」にすれば、返済期限を過ぎた時に公証役場に申請して手続きするだけで差し押さえできます
公正証書を作る時は、相手と共に公証役場に出向かなければいけませんが、「必ず返済してくれなければ困る」という意思表示になるでしょう。

 

行動5.
法律の専門家に相談しよう

借用書の作成や期限の催告、裁判を一人で行うのは大変です。
間違いがあると期待したような効力を発揮してくれません。
やはり、法律の専門家に相談した方が確実で安心です。

行政書士……借用書など一連の書類を作成できる。
司法書士……行政書士の業務に加えて、140万円以下の借金に関する裁判に対応できる。
弁護士……行政書士の業務に加えて、すべての借金に関する裁判に対応できる。

一般的に下へ行くほど費用は高くなるので、返済して欲しい額に応じて使い分けた方が良さそうです。

また、すべての専門家が借金問題に精通しているわけではありません
そのような案件に数多く対応してきた専門家に依頼すれば、スムーズに返済を催促する手続きができるでしょう。

 

最後に

  1. まずは直接会って催促する。
  2. 借金や期限の事実を証明する書類が必要。
  3. 困った時は法律の専門家に相談する。

お金を返してくれない人の多くは、借金を軽く考えており、あわよくば踏み倒せるのではないかと期待している部分があります。
それに対抗するなら、貸した側も本気を見せなければいけません。

金融機関から借りるのと同じ対応をすると相手に分からせれば、返済せざるを得ないし、安易に借りようとも思わなくなるでしょう。
毅然とした態度で臨むのが大事なのです。

以上、
「貸しているお金を返さない人に対する5つの行動」
でした。最後までお読みいただき、ありがとうございました。