「お金を貸して欲しい」と言われ良心的に貸してはみたものの返ってこない方へ

お金をキチンと返済する人、言い訳ばかりで返さない人、それぞれ特徴がありますよね

返済の催促にも、優しくも訴求力のある伝え方、厳しくも訴求力のない言葉の違いなどをみていきましょう

 

貸したお金を返す人返さない人の見分け方&効果的な催促方法

お金を返さない人の4つの特徴

人から借りたお金を返さない人には、いくつか特徴があるようです。その特徴は全て本人に起因するもので、これを知っていたら最初から貸さない!という判断ができそうです。順にご紹介いたします。

  1. 勝手に徳政令を出す人(返すつもりがない、連絡がつきづらい)
  2. 自己管理が甘い、自己愛が強い、借りることに抵抗無し、なめてる
  3. 基本的な約束を守らない、ノリが軽い
  4. 病的(ギャンブルなど)なところがある

① まずはじめに、初めから返すつもりがなくて平気で踏み倒すような気質を持った人たちの特徴です。金がないから人に貸してくれるよう求めるのであって、本当にお金を持ってる人は、そもそも貸してくれなどとは言いませんよね。そういう人たちには借金という意識はなく、友達や親など借りれるところからは全部吸い取ってしまおうという恐ろしい「無意識」が存在するようです。催促が来づらいように、携帯電話に出ることは少なく、借りた瞬間にドロンしてしまうような人たちです。

② 次に、何らかの理由でお金がなくなってしまった人たちのグループです。衝動買いや臨時出費でほんとうにお金がなくなってしまった人たちは、資金繰りや家計管理が甘いことが多いようです。こんなに大変なんだから誰か貸してくれるだろう…とか、少しくらい借りてもすぐに返せるから大丈夫だろう…など、いわば借金や人間関係をナメているのが特徴です。

③ 3つ目は、何事においても約束を守らないルーズな人たちです。時間にルーズ、食事にルーズ、自分にルーズ、仕事にルーズ…借金を返すことには返す人たちですが、自分勝手な返済計画を押し付けようとするのが特徴です。そんな人たちに限って、軽いノリで「お金貸して〜?」「必ず返すから〜♬」と迫ってきます。

④ 4つ目は、◯◯依存症という病名がついてしまいそうな病的な人たちのグループです。ギャンブル依存症・アルコール依存症・SEX依存症…中には、過去に精神科の先生や入院病棟のお世話になったことがある人たちもいるかもしれませんよね。その人から一度借りられることがわかれば、返済が終わらないうちにあるいは終わりかけた時にまた借金を申し込むような、いわば相手を墓場に引きずり込んでしまうミイラ取りのような人たちです。

 

お金を返す人の4つの特徴

その一方で、借金をきちんと返す人たちのグループには次のような特徴があるようです。

  1. 返済できることを説明する
  2. 借金以外の基本的な約束を守る
  3. 借りることに罪悪感がある
  4. 家計管理がマメ

① まず相手からお金を借りるに当たって、なぜ借りたいのか、何に使うのかなど事情を細く説明できるという特徴です。見え透いたような嘘ではなく「それは確かに借りたいだろうに」と相手が納得できるような理由がある人たちです。借金するに当たっては「返すことのできる額です」と債権者の目を見て返済能力があることを伝えられるような、後ろめたさがないということが特徴のようです。もちろん、連絡がつきやすいとか返事が早いなど、基本的なコミュニケーションができる人たちですよね。

② 次にその人の普段の行動に注目してみる必要がありそうです。時間は守っているか、人との約束を守っているか、仕事の人間関係はどうか、信頼に値する人間か、口先だけでうまいことを言うような人間ではないか、といった視点でその人を観察していけば、お金を貸していい人間かどうか判断できるようです。

③ 3つ目は、借りることに抵抗があるという様子がうかがえる人たちのグループです。この人たちは余程のことでないと借金をしない人たちということができそうです。いわば借金に対して謙虚な気持ちを持ち、借金を恐れている人たちです。「もし返せなかったらどうしよう」「人間関係が壊れないように気をつけよう」とある種の緊張感に包まれている、そういうオーラが出ているのが特徴です。その人たちの発する言葉から伝わってくるものですよね。借りるにあたっては「借用書はどう書けばいい?」「借用書を書いてきたんだけど…」「◯◯には返済のめどが立つから…」「どこの銀行に振り込めばいい?」と、細かく確認してくるような人たちです。

④ 4つ目は家計管理がマメであるという特徴です。そもそも家計の収支バランスが取れていれば借金をする必要などないわけですから、借金の目的が少し違っていることが多いようです。手持ちの預貯金を取り崩したくないという理由で借り入れをする人や、初めから返すめどが立っている上で貸してくださいと頼むような人たちです。場合によっては通帳や給与明細を見せたり、自分の持ち物を担保として提供できるくらい、返済能力がある人たちのグループです。

 

返済催促の上手な仕方3つ

借金が返ってこなければ、それはもう心配で心配でしょうがありませんよね。返済期限が少し伸びただけでも「こいつには貸さなきゃよかった!貸したオレが馬鹿だった!」などと自分を責めてしまい、厳しい言葉で催促したいところですよね。回収がうまい人はどのように催促しているのでしょうか。ポイントは相手に寄り添うことであるといいます。

  1. 「生活は大丈夫?」「仕事はうまくいってるの?」
  2. 「利子はいらないから少しずつでいいからね?」
  3. 「厳しいようなら追加で貸そうか?」

① まずはじめは、普段の何気ない会話から相手の様子を探る方が多いようです。借金をするということは何らかの理由で生活苦に陥っているわけですから、相手の様子を見舞うということは返済能力を知る上でも重要なことですよね。「ご飯は食べてるの?」「夜は寝ているの?」「仕事は?」といった切り口で相手の様子を探っていくようです。

② 次に本題に入ることができたならば、相手がすぐに返せる状況なのか、そうでないのかを見極めるようです。もしすぐに返せる状況と判断したならば「俺も買い物とか支払いがあるから、すぐ返してもらうと助かるんだけどな」と少し強めに出てみるのがいいようです。すぐには返せる状況ではないと判断した場合には、思い切って分割を許してしまうことも一つの方法ですよね。「分割にしてもらえてよかった」という安心感を与えると同時に、返さなきゃという焦りを相手に持たせるのがポイントのようです。

③ 相手がのらりくらりと返済に応じない、あるいは勝手に返済期限を延ばしたい様子ならば「追加で貸そうか?いくら足りないの?」と思い切って追加融資を薦めてみるのも効果があるようです。いわば、相手を借金漬けという恐怖におとしいれてしまう方法ですよね。「追加で貸そうか?」の言葉の裏の意味を推測できた相手ならば、焦って「いやいや、◯◯日までには◯◯◯円返せるから!」と自分から期限を決める人もいるようです。1回目の返済が終われば、その時に返済された金額を「また貸そうか?」と追加融資を持ちかけ「こいつから借りるとやばい!」と思わせることも一つの方法のようです。

 

下手な返済催促の仕方3つ

逆に下手な返済催促とは、債権者側が自分に余裕がないことを相手に見せてしまうことであるといいます。それによって相手の中に、「こいつは思い通りにできる」という気持ちを起こさせ、返済期限や返済額を勝手に決められてしまう「借りた者勝ち」の悪循環に陥ってしまう可能性があります。相手に寄り添っていない催促の仕方はNGのようです。

  1. 「いつになったら返してくれるの?」
  2. 「耳をそろえて返せ!さもなきゃ利子をとるぞ!」
  3. 「金を借りてることを◯◯に言うからな!」

① 「いつになったら返してくれるの?」ー誰しもが一番聞きたいところですよね。個人間の貸し借りに限らず、クレジット会社や銀行も、この返済期日を必ず聞いてきますよね。むしろ、返済の期日を聞くことができれば、その他の理由はどうでもいいのかもしれませんよね。「いつ返してくれるの?」という質問には、返せない(返さない)理由を相手に言わせるスキを与えてしまうというデメリットがあります。相手が返せない理由を言い始めたら、もう収拾がつきませんよね。催促する側もうんざりしてしまいます。大手のコールセンターでない限りは「お支払いの件はいかがでしょうか?」などと聞いてはいけないようです。

② 2つ目は、業を煮やして相手にキレてしまうことです。のらりくらりとかわしてくる相手に怒ってしまっては、相手の思うツボですよね。「利子がないだけありがたい思え!」なんて言いたいのは山々ですが、かえって逆効果で「利子がないなら、追加で◯◯万円貸してくれる?」などととんでもない結末が予想できます。

③ そして3つ目は最も最悪な催促の仕方です。「返さないことを◯◯に言うからな!」「しかるべきところに話を持って行くからな!」と、貸し借りの事実を債務者の家族や職場・友人・同僚、公的機関にまで話を広げてしまうぞ!と脅すことです。もちろん、話を広げる先には、法律事務所や裁判所なども含まれるようです。あくまで貸し借りは当事者同士の契約であって、家族や職場にまで広げることは、その人の面子を潰し(もちろん返さない時点で面子もクソもあったものではないのですが)てしまいますよね。どんな状況であれ相手の面子を潰してしまっては、返済の芽を摘み取ってしまいますよね。果ては、自己破産に追い込んでしまうと借金を満額で回収できなくなる危険性もあるようです。大手のクレジット会社でない限り、手紙で催促したり、職場に電話をかけたり、しかるべき機関に持ち込むというのは厳禁のようです。

 

金利は請求する?
してもいいもの?
2つのチェックポイント

親からお金を借りた時に、「その代わり、金利は…」と切り出されてギョッとした方も多いですよね。「親子なのに金利取るん!?」とびっくりすると同時に「そもそも個人なのに金利請求してええの??」と思う方もおられるようです。実際はどうなのでしょうか。インターネット上で「個人」「金利」と検索すると、「出資法」「利息制限法」「109.5%」という数字と2つの法律が絡んでくるようです。金融庁のHPを参考にご紹介します(🔗ホーム>金融庁の政策>貸金業法の基本)。

まず、出資法(出資の受け入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律)ではこのように定めてあります。

  • (高金利の処罰)第5条第1項 金銭の貸付けを行う者が、年百九・五パーセント(二月二十九日を含む一年については年百九・八パーセントとし、一日当たりについては〇・三パーセントとする。)を超える割合による利息(債務の不履行について予定される賠償額を含む。以下同じ。)の契約をしたときは、五年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。当該割合を超える割合による利息を受領し、又はその支払を要求した者も、同様とする。

ここで言う「金銭の貸付を行う者」とは、登録された金融業者以外、つまり家族や友人なども含みます。これだけを読むと、年利109.5%まで設定できるんだ!と考えてしまいますよね。100万円貸して109.5万円の金利ですから、大変恐ろしいことです。誰も借りる人はいませんよね。

続いて、2つ目に利息制限法を見てみます。

  • (利息の制限)第1条 金銭を目的とする消費貸借における利息の契約は、その利息が次の各号に掲げる場合に応じ当該各号に定める利率により計算した金額を超えるときは、その超過部分について、無効とする。

一 元本の額が10万円未満の場合 年2割
二 元本の額が10万円以上100万円未満の場合 年1割8分
三 元本の額が100万円以上の場合 年1割5分

つまり、100万円貸した時に認められる金利は、1割5分ですから、15万円までとなりますよね。出資法では109.5%まで認めていますが、利息制限法の適用を受け、Maxでも年利2割(20%)までに制限されるようです。(🔗ホーム>金融庁の政策>貸金業法の基本)ヤミ金業者などは、知識がないのをいいことに、出資法の109.5%という数字のみを持ち出して、高金利を要求することが多いようです。

 

お金と金利の4つのお話し

貸付にあたり、相手(債務者)が個人で借りるのか会社として借りるのか、またどのくらい額をいつまで借りるのか、返済能力があるのかないのかなど、様々な条件によって貸付の額や金利を慎重に判断していく必要があるようです。ここではお金と金利、果ては担保の重要性について考えてみたいと思います。

  1. 個人間の貸し借りで少額の場合
  2. 個人間の貸し借りで多額の場合
  3. 相手が個人事業主の場合
  4. 返済について信用できない相手

① 個人間で少額の貸し借りをする場合には、返済期間もそれほど長くはならないことから、金利は初めから請求しないことが多いようです。その代わり、貸す前に返済期限を決めることや、これまでの返済実績で信頼に足る人間であるということが条件ですよね。

② 個人で百万単位の貸し借りをする場合には金利をつけたくなりますが、それ以前に貸し倒れというリスクが出てきますよね。返済能力があるとわかっているならば、初めから金利を設定した契約をしてもいいようですが、借金の担保として貴金属や自動車などそれに代わるものを預かるなどの工夫が必要と言えそうです。個人でも担保を取るのか!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、個人であるからこそ人間関係を崩さないためにも、そして借金を返せないという最悪の事態に陥っても、担保があるのとないのとでは人間関係のあり方も変わってきてしまいますよね。むしろ借りる側としては、信頼関係にある人間だからこそ担保を提供できるという理屈であるようです。

③ 相手が個人事業主で、銀行からの借り入れができないため個人に貸付の依頼をしてきた場合はどうでしょうか。銀行などの事業者用ローンについては、確定申告の際に借り入れた金額を売り上げにすることや、返済した金額を経費として計上することはできませんよね。しかし、金利(利息)の部分については経費として計上できます。このことを考えると、個人が個人事業主に貸した分の金利を請求するのは、双方にメリットが無さそうですよね。

④ 相手が信用できないと判断した場合には、そもそも貸さないことが無難ですが、どうしても貸す場合には担保を取ることがオススメのようです。そうすることで貸す側も借りる側も少しだけ安心できますよね。あるいは初めから分割払いの契約を交わし、毎月の返済額を元金部分と利息部分に分けて請求することも一つの方法かもしれませんよね。いずれにせよ、情で貸すべき相手なのか、ビジネスができる相手なのかを見極め、双方にメリットのある方法を探ることが重要と言えそうです。

 

友達とお金の裁判

友達に貸したお金が返ってこない!貸した金額にもよりますが、そんな時はまずは電話や手紙を駆使して、自宅や家族、職場などつながる限りの場所に連絡を取りますよね。それでも返答がない、繋がらない、思うような回答が得られないということも多くあります。そんな時、訴えてやる!とすぐに動いてしまうのはあまりお勧めできないようです。

費用も時間もかかりますし、そのための準備をしなくてはなりません。ここでは、いざとなった時に裁判を起こすための準備として「内容証明」をご紹介いたします。まずは電話での催促がダメなら、これを送ることが効果的なようです。

日本郵政のHP(🔗内容証明とは)によると、内容証明とは次のようなものです。

  • いつ、いかなる内容の文書を誰から誰あてに差し出されたかということを、差出人が作成した謄本によって当社が証明する制度
  • 文書の内容が真実であるかどうかを証明するものではない
  • 謄本とは、内容文書(受取人へ送達する文書)を謄写した書面をいい、差出人及び差し出し郵便局で保管するもの
  • すべての郵便局で差し出すことができるわけではないが、電子内容証明サービス(🔗e内容証明)では24時間受付可能、利用料金もお得
    ∟→Wordにて文書を作成し、アップロードし、クレジットカードか料金後納で支払う

内容証明を送ることによって、一般的に次の4つの効果が挙げられるようです。

  • プレッシャーをかける
  • 裁判所に提出する証拠が得られる
  • 確定日付が得られる
  • 時効の一時中断ができる

一番初めの「プレッシャーをかけるための道具」というのは、受け取った相手側に「通常の手紙とは違うぞ」という印象を与えることができる点ですよね。文書の体裁が整っている、契印がある、認証スタンプがある、一般書留扱いであるため配達員による手渡しである、相手が受け取りの拒否をしても到達したと認められるため「受け取った、受け取ってない」の言い合いになりにくいなどの効果がありますよね。

2つ目は、いざ裁判!となった時に、裁判所に提出する証拠として使うことができるようです。「いつ、いかなる内容の文書を誰から誰あてに差し出されたかということ」を日本郵政が証明してくれるわけですから、相手側も「そんなもの届いてない」と逃げることはできませんよね。ただし、相手側が「不在」のために受け取りができなかった場合は、裁判所側でも「到達」「未到達」と判断が分かれるようです。

そして3つ目は確定日付を取ることができる点です。自分がお金を貸した友達(債務者)がさらに、別な人に対してお金を貸している場合(債権者として)、その別な人に対して債権譲渡などの方法を使って、貸したお金を回収することもできますが、その場合でも譲渡通知を出した日付が重要になります。日本郵政の内容証明ならば、日付が公に「確定日付」として証明されますよね。

最後4つ目の時効の中断ですが、これは民法167条 (債権等の消滅時効)の内容と深い関係があるようです。

(債権等の消滅時効)

  1. 債権は、十年間行使しないときは、消滅する。
  2. 債権又は所有権以外の財産権は、二十年間行使しないときは、消滅する。

個人間のお金の貸し借りは、一般的に10年で時効と解釈されているようですから、「10年経ったら逃げ得!」を許さないためにも、時効を中断する「裁判所からの命令」「内容証明での通知」「債務の承認」「差し押さえ」の4つの方法があるようです。今回ご紹介した内容証明では、相手に届いた日から6ヶ月間、時効を中断できます。貸したお金がすぐに返ってこなくても、すぐに訴えなくても、その前にやるべきことはたくさんあるようです。まずは内容証明を送ることで、その友達の出方をうかがいたいものですよね。

 

最後に

ここまで長文をお読みくださってありがとうございました。

額に限らずお金を貸す相手を見定め、「金の切れ目が縁の切れ目」とならないようにしたいものです。

以上、「貸したお金を返す人返さない人の見分け方&効果的な催促方法」でした。

ありがとうございました。