借金返済中に貯金と両立できるのか?分かりやすく解説借金返済中だけど貯金と両立したい…とお考えの方へ。

借金返済の効率を下げてまでも貯金をすることは必要なのでしょうか?

本記事では貯金を考えている債務者の方へまず考えて欲しいポイントを書いてみました。

 

借金返済中に貯金と両立できるのか?分かりやすく解説

ポイント1.
借金返済と貯金の両立は可能なのか

2015年11月5日、金融広報中央委員会は2人以上の世帯を対象とした「家計の金融行動に関する世論調査」を公表し、これによると日本人の平均貯蓄額は1,209万円でした。

年代別の平均貯蓄額
20代 189万円
30代 494万円
40代 594万円
50代 1,325万円
60代 1,664万円
70代以上 1,618万円

 

この数字をみると自身の貯金額と比べて不安になる方も多いと思います。
負債者の方であればその不安は倍増です。

  • 借金の返済で貯金ができない…
  • 貯金をしていて返済が進まない…

借金を経験した方なら一度はこのように悩んだことがあるはず。
果たして借金返済と貯金はどちらを優先するべきなのでしょうか。

 

ポイント2.
収入と支出のバランスが崩れていませんか

まずは収入と支出のバランスをみてみましょう。

借金返済をする際には多くの方が返済のプランをたてていることと思います。
もちろん計画性があれば問題は起こりませんが計画はあくまで予測値に過ぎません。
思うような計画が出来ないことが多いのも事実です。

返済がスムーズにするには収入と支出の計算をすることが必要であり、収入と支出の計算をすることで目に見えて現れてくるのがわかると思います。

収入と支出のバランスをみてどうですか?支出が悪い上にローンを組んでいませんか?

ローン総額が小さい金額であったとしても早く完済するための計画作りが必要です。
収入と支出のバランスが崩れているうえに貯金をしようとしても生活が困窮してしまいます。

 

ポイント3.
「カツカツの生活」は今すぐ返済計画を見直す

言葉ではわかりにくいところもありますので、下記の例をあげて考えてみます。

例)手取り20万円の給料(1人暮らし)の月々の内訳

手取り20万円の月々の内訳
家賃 7,000円
光熱費 15,000円
生活費 45,000円
食費 40,000円
予備 10,000円
月々返済額 20,000円
合計 200,000円

という場合はどうでしょう。
みるからに「カツカツ」の生活を過ごしているように見えませんか?
改善する箇所といえば自分の生活費か食費を削らなければなりません。

1人住まいや家族世帯もそうですが、家賃は支払いの中で大きな割合を占めています。
食費や光熱費も節約をしなければなりませんし、上記は1人暮らしの場合の例ですが家族世帯でも同じです。

毎月の生活費が問題になりますからここで必ず改善する原因が見えてきます。
季節によっても支出が違うと思いますので内訳をみて本当に必要な物をあげてみればおそらく生活費の半分くらいは切り詰めることが出来ると思います。

その原因を改善しなければ早く完済する計画も水の泡になります。
毎月予備に出る分と半分に節約した金額を合わせて返済にまわすことを心がけて完済計画を立てるようにしましょう。

 

ポイント4.
貯金を返済に回すメリット

貯金があれば出来る限り借金を完済する方を優先することにはいくつかのメリットがあります。

まず無駄な利息を払わずに済むというのが大きなメリットの1つです。

そしてローン会社の信用は何度も利用して遅滞なく完済している人を一番高く評価します。
一括返済が悪いわけではないですが、ローン会社の本当の評価は組まれた金額を最後まで支払い終了してもらうことが会社の利益になり、ご存知のとおり利息をとることで会社運営しているからです。

評価は以下のようになります。

  1. 遅滞なく返済完了した人
  2. 途中で一括返済した人
  3. 途中遅滞はあるが最後まで返済した人
  4. 遅滞が多いながらも最後まで返済した人
  5. 返済出来なかった人

この順番で優先順位をつけて「評価をアルファベットか暗号」のような物で記録しています。
ですから、早く支払いを済ませて完済をすることもローン会社に信用ができ、これがもう1つのメリットといえます。同時にローン会社とは別に個人の信用を取り扱う情報機関があります。

「この人は返済が良い人として記録」され今後ローンを組んだ時の参考として保管蓄積されていきます。
手の届く商品の購入はなるべく現金で購入するか金利が安い半年払いなどの回数で購入することを決めることです。

 

ポイント5.
利息による比較

貯金をすることによって発生する利子の金利と借金をする上で発生する利子の金利には大きな違いがあります。

一般的な金利の比較

貯金の金利:0.03%~0.35%

借金の金利:0.7%~18%

それぞれ種類によって差はありますが、借金の金利の方が高いことは明らかです。
貯金を優先して発生するプラスの利子よりも、借金をそのままにして発生するマイナスの金利のほうが高額となります。

つまり貯金を優先すればするほど借金が増えていくという状態になってしまうのです。

また借金の返済が遅れた場合に発生する遅延損害金が発生すると、貯金で得ることができる貯金の利子と比べ、数十倍の借金の利子を支払うことになります。

貯金をすることによって発生する少額の利子を得ることよりも借金の返済が遅れて発生する多額の利子を支払わないようにすべきです。

 

ポイント6.
貯金より借金返済を優先すべき

借金があるけど、貯金をしたい!という人は老後のためであったり、欲しいものがあったりなど様々な理由があることと思います。

しかし借金には金利があり、返すのが遅くなればなるほど利子が増えてしまいます。

また借金が与えるダメージは金銭的なものだけではありません。

  • 返済が終わらないプレッシャー
  • 周りの人に知られたくない恐怖
  • 節約生活の我慢

借金のある人はネガティブな気持ちになりがちです。

これらの要因で精神面だけではなく体力面にも大きなダメージを負ってしまいます。
借金があるだけで様々なデメリットが発生するのです。

貯金をする余裕があるのであればそのお金で借金を返済しましょう。

辛い返済計画を乗り越えられた人であれば、完済したあとからでも、しっかりと貯金することができるはずです。

 

ポイント7.
無理な返済は逆効果

貯金より借金返済を優先すべきと述べてきましたが、気をつけて欲しいことがあります。

それは生活余剰金を全て借金の返済にまわすことで手持ちの現金や、貯金が全くないという無一文の状況を避けるということです。
なぜなら無一文の状態では予期せぬ事態に対応することができなくなってしまいます。

  • 怪我、病気での治療費
  • 冠婚葬祭でのご祝儀、御香典
  • 倒産、リストラなどでの失業

生活していくなかで突然の出費というものは避けられるものではありません。
こういった事態のなかで無一文ではまた借金を重ねてしまうこととなり、結果、返済が遅れてしまいます。

 

ポイント8.
計画的な返済のためには

計画的な返済とはどういったことなのでしょうか。
それは所持しておくべき金額をしっかりと理解し、必要最低額のお金をキープしたうえで返済をしていくことが大切です。

一般的には生活費3ヶ月分は常に持っておくべきと言われています。
借金の返済は優先すべきですが、常に生活費3ヶ月分をキープしたうえで借金を返済していきましょう。

そのためのコツをご紹介します。

  1. 返済額をしっかり決める
  2. 返せる金額を全額返済に回さない
  3. 節約はこまめに、大胆に

これらを意識して借金と上手に付き合っていきましょう。

 

最後に…

借金の返済をしながら貯金を考えている場合はまず

  1. 収入と支出のバランスが崩れていないか
  2. 「カツカツの生活」になっていないか
  3. 貯金を返済に回すことのメリット
  4. 利息による比較をしよう
  5. 貯金より借金返済を優先しよう
  6. 無一文の状況は避けよう

以上のことをまず考えてみましょう。

貯金をすることはとても大切なことですが、利息のことや信用のことを考えると貯金よりも返済に回すべきです。完済を目指してしっかりとした計画をたてましょう。

以上
「貯金or借金返済…まず考えたい8つのこと」でした。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。