居住地以外の地方銀行に口座をつくりたい方へ。

何らかの理由で作ろうとして、断られたことはありませんか?

本記事では地方銀行の口座開設のポイント、またインターネット支店という選択肢について紹介します。

 

地方銀行で口座開設をする時に大切な9つのポイント

ポイント1.
地方銀行のメリット

地方銀行の最大のメリットはその地域において利便性が高いということです。

  • 公共料金の支払い
  • 給料の引き出し
  • 貯金の預け入れ

思いのほか銀行に行く機会は多いものですよね。
そう考えると支店やATMが多いに越したことはありません。
地方において都市銀行は決して近くにあるものではないのです。

また都市銀行に比べ融通がきくというメリットもあります。

都市銀行では硬貨入金や両替に対応してくれないところもあります。

地方銀行ではそういったことも対応してくれる場合が多いです。
預貯金やローンなどわからないことがあればちょっとした困り事も気軽に相談することができます。

地方銀行は地域との関わり合いを大切にしているため、お金に関する相談もしやすい雰囲気があります。

 

ポイント2.
地方銀行のデメリット

地方銀行のデメリットとしては以下の点が挙げられます。

  • 地域を離れると店舗が極端に少ない
  • 巨額の融資に対応できない場合あり
  • 郵便口座に対応していない場合あり
  • ローンの金利は都市銀行に比べ劣る

地方銀行は地域をでてしまうと店舗数が極端に少なくなってしまいます。
旅先でお金を下ろせない…なんてこともあるので気をつけましょう。

また融資の面に関しては都市銀行に劣ります。
企業が求めるような巨額な融資には対応することができません。
また外貨預金や投資信託といった資産運用商品の取り扱いも都市銀行ほど充実しているとは言えません。

もちろんこれらのポイントは銀行ごとによって違います。
地銀によっては先進的なサービスを行っているところもありますので事前にリサーチしてみてください。

 

ポイント3.
住居地以外の地方銀行に口座を作りたい!

日常生活において給与の受け取りや光熱費の引き落としなど、銀行のサービスを利用するなら通常近くの金融機関を利用することと思います。
しかし何らかの理由で居住地から遠く離れた地方の銀行に口座を作らなければいけない場合もあるでしょう。

  1. 勤務先で給与の受け取り口座として指定された
  2. 離れて暮らす家族に仕送りする際、振込手数料の安い同じ銀行で統一したい
  3. これから移住するので便宜上、前もって口座を作っておきたい
  4. その地域の不動産を購入するために融資を受けたい
  5. その地方銀行で提供している魅力的なサービスを利用したい

このように今現在その地方に住んでいなくても口座を開設したいという理由は様々です。

 

ポイント4.
口座開設の目的を明確にしよう

その地方銀行のエリア内に住んでいない場合、余程のことが無い限り口座の開設は断られてしまいます。
なぜなら口座を金融犯罪に利用される可能性があるからです。

  • 振り込め詐欺
  • 架空請求
  • マネーロンダリング

特に近年では上記の犯罪で口座を不正利用されるケースが多発しています。
このようなリスクを排除するためにも、銀行側としては、エリア外に住む素性の知れない人とは取引したくないのです。

最近では、地方銀行のエリア内に住んでいても、開設の目的を上手く説明できなければ断られるほどです。
ましてエリア外からの申込に厳しくなるのは、仕方ないのかもしれません。

しかし決して移住地以外の地方銀行の口座がつくれない訳ではありません。
開設の目的と、かつその地方銀行で無ければいけない理由が明確であれば、口座を作れる可能性が高くなります。

 

ポイント5.
口座開設しやすい動機

先ほど挙げた5つの口座を作りたい理由の中で、通る可能性が高いのは

  • 勤務先で給与の受け取り口座として指定された
  • 離れて暮らす家族に仕送りする際、振込手数料の安い同じ銀行で統一したい

この2つです。

1つ目は銀行側で勤務先との取引を確認できれば、口座を作れます。

2つ目は銀行のエリア内に家族が住んでいて、以前から取引があるなら作れるかもしれません。
ただし、当の本人がエリア内に移る予定が無いと、渋られる可能性もあります。

 

ポイント6.
口座開設がしづらい動機

  • これから移住するので便宜上、前もって口座を作っておきたい
  • その地域の不動産を購入するために融資を受けたい

この2つは難しいでしょう。

1つ目は「移住前」というのがネックです。
銀行側にしてみれば嘘をつかれている可能性があるからです。
移住後に住民票などで、エリア内に住んでいることを証明できれば口座を作れるでしょう。

2つ目は不動産購入を目的とした巨額の融資が絡んでくるので、なおのこと口座の開設は困難になります。
地道に同じエリアの他の銀行をあたるしかないでしょう。

  • その地方銀行で提供している魅力的なサービスを利用したい

この場合は銀行によって対応が異なりますので確認が必要です。

 

ポイント7.
インターネット支店という選択肢

地方銀行によっては独自のサービスを展開しているところがあります。

  • 静岡県のスルガ銀行
  • 岡山県のトマト銀行

例えば静岡県のスルガ銀行では、マイルやポイント、宝くじなど様々なサービスに特化した口座を提供しています。
岡山県のトマト銀行では、定期預金の金利を高めに設定することがあるのです。

こういった金融機関では、インターネット支店を設けて、エリア外の口座開設希望者に対応しています。
実は地方銀行のインターネット支店口座の利用者の方は増えてきているのです。

その理由の背景には2016年1月に発表されたマイナス金利によってなるべく高い金利にしたいという方が増えているからと思われます。

窓口での口座開設が無理でも、このようなインターネット支店を設けていないか、確認してみましょう。

 

ポイント8.
インターネット支店のメリット

インターネット支店のメリットをまとめてみました。

  • 金利が高い
  • 店舗に行かずに手続き可能
  • インターネット上で取引可能

インターネット支店は店舗を持たないため、経営コストの削減が可能となっており結果として金利が高い場合が多いです。
またネット銀行側としても利用者を増やすために高い金利を維持しています。

口座開設は書類を取り寄せるか、pdfファイルを印刷した申込書に記入し、本人確認書類や公共料金の領収書などを添えて送るだけです。
スルガ銀行の「Tポイント支店」のように、インターネット上で申込が完結するところもあります。

インターネット支店は、銀行の窓口を利用できない代わりに、インターネット上や提携ATMで取引ができます。
一部の銀行を除いて通帳は発行されません。

 

ポイント9.
インターネット支店のデメリット

インターネット支店のデメリットも挙げていきます。

  • 口座開設が面倒
  • 通帳がない
  • 不正引き出しの被害

口座を開設する際、窓口であれば必要書類を持っていくだけで係員が丁寧に対応してくれますが、インターネットで申し込む場合は自分で書類を送る必要があります。
また書類に不備があった場合は返送され、その後再度書類を送るため窓口より時間がかかる場合があります。

通帳がないということはセキュリティの面からみればメリットかもしれませんが、通帳がないため、お金の出し入れの記録を昔まで遡り確認できないというデメリットもあります。

またインターネット上で全てを管理するため、第三者による不正アクセスに気をつけなければなりません。
不正な引き出しについては基本的に銀行側が全額補償してくれますが、手間がかかるという点では大きなデメリットです。

そうならないためにも各銀行は様々なセキュリティ対策をとっていますので自身が安心できる銀行を選びましょう。

 

最後に…

  1. 地方銀行ならではのメリットデメリットを理解しよう
  2. 開設の目的と理由を明確にすれば住居地以外にも口座は作れる
  3. インターネット支店も視野に入れよう

近い遠いにかかわらず、何の縁も無い人が銀行の窓口で口座を作るのは難しいものです。

たとえ始まりが「インターネット支店」だったとしても、縁がつながり、取引の実績が積み重なれば、やがて大きな取引ができるようになるかもしれません。

こんな時代だからこそ信頼関係の構築が、地方銀行と付き合う上で大切なことなのです。

以上
「地方銀行の口座開設で知っておきたい9つのポイント」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。