親の形見を売らなければいけないほど、借金に苦しんでいる方へ。

行動に踏み切る前に考えておきたいことがあります。

本記事では、親の形見を売るという行為を様々な角度から見つめ、何が一番良いのか考えていきます。

 

親の形見を売却する時に考えるべき3つのこと

その①
一度手放したものは戻って来ない

借金に苦しむ人にとって、もし手元にある親の形見に価値があるとしたら、それを売って返済に充てたいと思うでしょう。
けれども、形見は親が保有して使っていた大事なものであり、そこには物を継承して欲しいという親の願いがこめられているかもしれません。

一度手放してしまったものは、まず戻って来ません。
売った場合は買い戻すという手段があるかもしれませんが、借金に苦しんでいる状況ならそれも叶わないでしょう。

質屋も借りたお金に利息を足さなければならず、その利息は往々にして貸金業者よりも高いのです。

そのため、手放す時には自分が形見に対して、どれくらい愛着を感じているのか自問自答しましょう。
もし、想いが強く残っているなら手放してはいけません。

戻って来ない以上、必ず後悔するからです。

  • 他に削れる出費はないか
  • 他に売れるものはないか

別の手段を考えて、形見の売却を回避しましょう。

また、兄弟や親戚がいるなら、自分の一存では決められない可能性もあります。

完全に自分の物になっていたとしても、意向は確認しておくべきです。
合わせて、借金に苦しんでいることを打ち明ければ、お金を貸してくれるかもしれません。

 

その②
物はいつか壊れてしまう

もし、形見を売ると決めても、罪悪感を抱く必要はありません。
形あるものは、いつか壊れてしまいます。

たとえ形見であっても、使えなくなったらゴミ同然です。
そう考えると価値があるうちに売ってしまった方が、よほど有意義でしょう。

形見を売る理由が借金の返済であったとしても、それが子供の役に立つのであれば、親もあの世で嫌な顔はしないはず。
亡くなった人にとって本当に悲しいのは、忘れ去られてしまうことです。

形見を売っても親のことを覚えていれば、それで十分なのです。
もし、形見の記憶を残しておきたいなら、写真や画像という形で保管すれば、いつでも見返せます。

また、形見を売ったら「罰が当たる」と脅す人もいますが、それに心を惑わされてはいけません。
確かに死んだ人の怨や、物に込められた念が生死を脅かす話はよくあります。

けれども体調不良は生活習慣の積み重ねであり、事故やケガにしても自分が用心すればある程度は避けられます。
要は気の持ちようなのです。

 

その③
借金で苦しむ現状を変えよう

苦渋の決断で親の形見を売り、借金の返済に充てその場を凌げたとします。
けれども借金の苦しみは、それで終わりでしょうか。

もしかしたら、まだ残高があるかもしれないし、完済したとしても、また借金に手を出してしまうかもしれません。

いずれにせよ、借金に頼らなくても済むように、現状を改善すべきです。

  • 生活費に無駄はないのか
  • ギャンブルに手を出していないか
  • 収入を増やせないのか

どうしても借金の苦しみを解消できない時には債務整理や自己破産によって、一から生活をリセットする方法もあります。

また、公的制度には以下のものがあります。

  • 生活保護
  • 厚生労働省による「生活福祉資金貸付制度」

これらを利用して生活を立て直し、合わせて安定した収入源を見つけることで、借金に頼らなくても良くなるでしょう。

親の形見を意にそぐわない事情で手放すのは辛いことです。決してその思いを無駄にせず、借金で苦しまなくなるためのきっかけにしましょう。

 

最後に…

  1. 手放しても後悔しないか考える
  2. 物は有意義に使われた方が幸せ
  3. 形見の売却を借金から立ち直るきっかけにする

形見を手放す理由は借金だけに限りません。
実際に親が遺すものはたくさんあります。

それらを一概にゴミとして捨ててしまうのも、ためらわれるでしょう。

けれども、自分で使わない物は無駄に部屋を占拠し、維持するにも手間と労力がかかります。
それなら捨ててしまった方が楽です。

形見が無くても、親を想う方法はいくらでもあります。

自分が覚え続けていることが一番重要なのです。

親の意向がどうあれ、死んでいるのですから、もう口出しはできません。
最終的に決めるのは自分自身なのです。

本当に借金に困っているなら形見を売る選択肢もありでしょう。

以上、
「親の形見を売ろうか迷った時に考えたい3つのこと」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。